パニック障害

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「突然の動悸や息切れがする」「強い不安がある」「電車に乗れない」

「寝つけない」「眠りが浅い」「途中で目が覚めてしまう」

こちらのページでは、福岡市の天神にある心療内科「ちひろ心クリニック」がパニック障害についてご説明しています。以下の症状の中にあてはまるものはないか、まずは確認してみましょう。

こんな症状でお悩みではありませんか

  • 突然動悸やめまい、息切れがする
  • いつも強い不安を感じている
  • 電車の乗るのが怖い

上記のようなつらい症状、一人で抱えていませんか。これらの症状は、強いストレスにさらされることで引き起こされています。適切な診察・治療を受けることで、症状を改善させることができます。気になる症状があるなら、一度当院までご相談ください。

上記症状に関するアドバイス

突然動悸やめまい、息切れがする

突然の動悸やめまい、息切れは、内科的・耳鼻科的に問題がなければ、パニック障害で起こる症状の可能性があります。けっして“気のせい”と思えるようであれば良いのですが、コーヒーなどのカフェイン類やアルコール類、タバコのニコチンは、発作を誘引させると言われていますので、控えてみるとよいでしょう。また、突然の動悸やめまいなどの症状はうつ病や適応障害でも起こります。疾患の特定のためにも、気になる症状があれば早めに受診しましょう。

いつも強い不安を感じている

過去にパニック発作を起こしたことがある人、時々パニック発作が出るが、何が原因で出るのかわからない人は、いつも強い不安を感じています。そのため、心身ともに消耗してしまいやすい状態です。症状が悪化する前に早めに受診しましょう。

電車・飛行機に乗れない。美容室・歯医者へ怖くて行けない。

パニック障害を抱えている人は、「またパニック発作が起こってしまったらどうしよう……」という強い不安が常にあります。その強い不安状態から電車などの閉鎖的な空間に恐怖を感じてしまうのです。症状が悪化すると職場に通えなくなったり、外出できなくなったりしてしまう恐れもありますので、早めに心療内科に相談しましょう。

病気の解説

パニック障害には、大きく分けて「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の3つの症状があります。日常生活で常に3つの症状が出ては消えていく状態であり、心休まる時がありません。

パニック発作 突然の動悸や息切れ、頻脈、喉のつまり、息苦しさ、震え、身体のこわばり、めまいなどの身体症状と、強烈な不安感に襲われる状態。発作は10~30分程度で必ず治まりますが、発作中は、「気が狂ってしまう!」と思うほどの強い恐怖を伴います。
予期不安 パニック発作を一度起こしてしまうと、「また発作が起きたら……」という強い不安を常に抱えることになります。この不安のことを「予期不安」と言います。
広場恐怖 パニック発作が起こることへの強い不安感があり、それにより、多くの人が集まる駅やデパート、閉ざされた空間のバスや電車、エレベーターなど、窓がなく密閉された空間のエスカレーターなどに恐怖感を感じ、避けるようになってしまいます。

当院での治療方法

対処療法として、抗不安薬という不安を抑える薬や、SSRIという不安を改善する薬を使用する薬物療法にて症状を抑えます。また、何かと不自由なく過ごせたら根本的な恐怖への治療が必要です。また、認知行動療法や森田療法、カウンセラー(臨床心理士)によるカウンセリングなどが必要となります。パニック障害に陥ってしまっているものの考え方や捉え方、行動を見直し再発を防ぎます。

ご来院いただいた後の注意点

  • やむなく薬を使用しなくてはいけない場合は、一時的に症状が軽減しても、途中で服薬を止めてはいけません。忙しく充分睡眠がとれない方やストレスに持続的にさらされている方は、薬の服用は症状の改善に必要な事です。先々、減量や中止も可能です。自己判断の服薬停止は、再び症状が重くしてしまう恐れがあります。薬によっては離脱症状が出現しきつい思いをすることがあります。薬を飲んでいただく量や期間は、医師が患者様の状態を見極めた上で調整しています。
  • パニック障害の根本的な改善を図るためには、症状を引き起こしている原因であるストレスとしっかり向き合うことが大切です。また、病状は一進一退しながら回復していきますので、症状の増減をあまり気にしないことが大切です。